2005-09-08 -TZALIK- in Thor


 なんのことはない、普通のいちにち。

 夕方、こっそりインターネット。
 おともだちのページを順々にながめてた。

 と、あるページで一瞬息が止まった。

 『引退のお知らせ』

 もちろん、「おともだちのページ」だから、知らない人じゃなかった。

 夢だと思いたくて、この日はあんまり動き回らずに、早く寝た。


2005-09-09 -TZALIK- in Thor


 朝起きて、最初に見に行ったページは昨日と変わっていなかった。

 そのお知らせの2日前には普通に日記があって、一日空いて、昨日。
 間になにがあったのか、地底で一人暮らしてたTZALIKは知らない。

 そのキャラクターとは、RO内で知り合って、ROだけがつながりで。

 いつでも会えると思っていたときには何気なく過ごしていたけれど、
 もう会えないと思ってしまうと急にさびしくなって。

 ここしばらくこういうことがなかったから忘れようとしていたけど
 やっぱり現実としてあるものなんだなぁ、と。

 まわりのひとも、ほとんどなにも知らなかったらしい。


2005-09-10 -TZALIK- in Thor


 その人の日記が更新されはじめる。

 最初は単なるお知らせでしかなかったメッセージが変わっていく。

 何かそこには、前向きに歩こうとしているのが感じられて。

 ちょっとずつ周りから話も聞けてきたし、一安心。

 私も下を向いているのはやめにした。

 もしその人が夢半ばにして……だったら、その分まで。

 TZALIK、がんばります。


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