4月1日号 (通刊1019号) 農園新聞社・刊 |
現在位置:農園日報TOP>コラム>記事 前人未踏の冒険家 ノービス・ばんきっしゅわーるど氏
2007年03月31日 『記録』には、いくつかの種類がある。誰もなしえない高み。あるいは、誰もがなそうと試みるがなしえない"珍記録"。しかし、いずれも金字塔にはなりうる。 今回ばんきっしゅわーるど氏が達成した記録も、そう言った金字塔のひとつだろう。 全マップ踏破というのは一口に言っても非常な労力が伴うものだ。地図の測量でも数人〜時には商隊のようなパーティを組んで何日もかけて行うものであり、これをスキルを持たないノービス単独で行ったことにまず意味がある。 踏破すべき目的地の多さもまたひとつ。町域を含めたMAPは158ある(31日現在)。もちろんアクティブモンスターの存在しない場所もあるが、1次職、2次職ですら危険なモンスターが彷徨う地域もある。 こういったノービス未踏の地をも氏はスキル「死んだふり」と多量のミルク、ハエの羽を使った根気の挑戦で踏み越えてきた。 決して平坦な道ではなかったという。結界で区切られた境界を越えた途端、多数のモンスターに歓迎されたり。目標地点まであと一歩と迫りながら、ハイディング状態の敵に攻撃されたり。 レベルは67あるとはいえ、ノービスである。HPは700程度とわずか。いかに回復剤を持っていようと一撃で倒されてしまうこともある。 その『逆境と背中合わせ』の境遇で諦めず、前向きに挑戦をし続けるからこその『記録』。 人によって大記録か珍記録か見方は異なろう。が、全フィールド踏破はやはり『記録』としての金字塔なのだ。 (編集部) |
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